還暦ひとり旅 シベリア鉄道+ヨーロッパ日記

還暦記念?に北京からモスクワ、ヘルシンキ、ドイツ、イタリア、と鉄道の旅に行ってきました

フランクフルト二日目とその後

宿泊することになったホテルです。

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映画に出て来るモーテルみたいなロケーションです。規模は国際会議場の方より小さいです。そこで一日つぶすのは無理ですし、飛行機に乗るのにもう少し荷物を減らすために暑い国で着そうもないものを日本に送るのに、荷造りに必要な包装紙やお土産を少々買いに行くことにしました。

 

フロントの人に教えてもらってバスと鉄道を乗り継いでフランクフルトの繁華街ハウプトヴァッヘに行きました。

 

ホテル最寄りのバス停の近く、田舎ののどかな村、という感じです。

 

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停留所の名前を見ないで乗ってしまったので、帰りに降りそこなわないようドキドキしました。

ホーフハイム駅の券売機で切符を買う時、ティーンエイジャーの男子たちが親切に教えてくれました。

 

ハウプトヴァッヘのデパート、カウフホーフはガレリアと名前が変わっていました。

案内板にはドイツ語のほかは英語と中国語です。ドイツでも爆買いしてるのでしょうか?

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包装紙の他に、グリーティングカードなど買って、最上階のカフェテリアでお昼を食べる事にしました。

セルフサービスで置いてあるものと、いくつか注文カウンターがあって、トレーに載せてまとめて会計だったと思います。

 

パスタは目の前でソースを作ってくれます。前の人があれを多く、それ入れないで、などと注文をつけていたので、私もそうしたいと思ったのですが、すぐあとから来た人が同じものを注文し、二人分一緒に作られてしまったので我が儘が言えず、さっぱりしたトマトソースがよかったのに仕上げにクリームをたっぷり入れられてしまいました。

 

ちょっとしたお土産探しを兼ねて39年ぶりに市庁舎の方へ。

塗り替えたのかあまり古びていませんでした。

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泉(噴水)が広場の中央にあって市庁舎と教会があるという、典型的なドイツの町のつくりです。

レープクーヘンのお店に小さなトランク型の缶入りチョコレートがあったのでお土産用に(あとで郵送)、オーナメントのお店で小さなイースターのオーナメントを買いました。

雑貨屋さんでは野菜の形のボールペンを見つけてお友達に数本。

 

同じ経路でホテルに戻り、荷物の整理をしました。往路のフェリーより持ち込める荷物が少ないので、かなり捨てたり、空港の郵便局から送り返すように包装したりしました。スーツケースと手荷物の重さを量るためにベルト式吊り下げデジタルスケール も買っておきました。

 

  翌朝、空港への送迎バスがあるということでしたが、バスが他で使われていたので、タクシー(無料)で送ってもらえました。ただ、フランクフルトの空港はふたつに分かれていて、私が乗る方まで行くなら追加料金がいると運転手に言われました。

 

面倒なので追加を払って行ってもらいましたが、後で考えたら、ふたつの間は無料バスが往復しているので、乗り換えてもよかったのでした。

 

郵便局から小包を送れなかったら持って搭乗するわけにもいかないし、ちょっと不安でしたが、最初に郵便局の場所を聞いた人が「前はあったけど」などと答えた時にはあせりました。

 

結局郵便局はもうひとつのターミナルにしかないので、往復する事に。

時間はたっぷりすぎるくらい早く行っていたのでその点は問題なしでしたが。

 

さて、ドイツからフィリピンへ行くのにイギリスはヒースロー空港を経由して5時間待つという選択をしてしまった物好きな私ですが、ヒースローでは免税店を見たり、書店を見たり(ウンベルト・エーコを1冊買ったけど未だに読めてない)。

同じような選択をした人か、ベンチで寝ている人もいました。

 

念願のイギリスのお茶はというと、お店のガラスにはアフタヌーンティーなどと書いてありますが、ファーストフード風と言った方が近いような。

紅茶はティーバッグがあたりまえの他の国と違って一応ポットで出されました。

クランベリーだったかのクラムというのも食べてみましたが、うーん。

クラムというのはどこで食べてもこんなものかもしれませんが。

 

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ヒースローから香港までは空いていたので、スチュワーデス(この言い方古いですか?「空中服務員」という中国語が気に入ってます)さんがこちらの席を使っていいですよと言ってくれたので中央の座席に移ってのびのびできました。

ふと斜め前を見たら二本足だけがにょっきり見えて、どうなっているのかと思ったら、非常口近くのちょっとスペースが広い床に横たわって座席に足を載せているのでした。

左側の人は前の席が空席なので背もたれに足を載せてるし。

 

「ミスター・ターナー」という画家のターナーをモデルにした映画を選んで見ました。

ターナー、光に愛を求めて | Bunkamura LE CINEMA LINEUP WINTER-SUMMER | Bunkamura

 

これは儲けものでした!

 

そして香港からはあまり待ち時間もなく、セブ島行きに無事に乗りました。

天候を見て選んだ甲斐あって、機長が「最高のコンディション」といかにも気持ち良さそうに放送したとおり、青空を揺れる事もなく、途中涌き上がっている白い入道雲を上手に避けて飛んで、夜のセブ空港に到着しました。

 

フィリピンにちょっと滞在して京都に戻って来ました。

 

京都のことは別のブログに書いておりますので、お暇がございましたら、覗いてみてくださいませ。

 

京都生活 ー雨音に惚れてー