還暦ひとり旅 シベリア鉄道+ヨーロッパ日記

還暦記念?に北京からモスクワ、ヘルシンキ、ドイツ、イタリア、と鉄道の旅に行ってきました

チューリッヒ経由でフランクフルトへ

ミラノ駅でフランクフルト行きの列車のチケットを買いたかったのですが、夜行はもう完売でした。寝台車ではないのならある、と言われましたが、とんでもない時間に到着しても困ります。

窓口のおじさまに、自分は英語ができないと隣の窓口の若い女性に丸投げされてしまいました。その時だって、なにやら余計なおしゃべりをせずにはいられないみたいです。

妹に、イタリア人って親切な人も多そうなのに、どうして仕事となるとやる気がなくなるのかしら?とメールしたら、アメリカでもハリケーンが来る前にと急いで駅に行ったら同じような人で大混雑だったのに、職員はやる気なさそうに自分たちで無駄話していた、という返事が返って来ました。

 

窓口の女性は私の言いたい事をわかってくれて、どれとどれがあるか教えてくれ、結局チューリッヒで一泊することにして、チケットを買いました。

 

アルプス越えも、来たときとは違うルートです。

今度の方が、トンネルを抜けるとびっくりするほど高い所を走っていたりしました。

 

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湖もいくつか通り過ぎました。

キャンプ場がある湖です。手前には牛が草を食んでいます。

 

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雨模様だったので、どの湖も鈍色でしたが、晴れた青空を映したらきれいでしょうね。

 

ヨーロッパでうらやましいと思ったのは、自転車を載せる車両があることです。

写真は取り損ねました。

若い頃ドイツに行ったとき、ブルガリアまで自転車旅行に行った、などという話を聞いて感心したのですが、途中鉄道も使えば少しは気軽に行かれそうです。

 

スイスもユーロではなくスイスフランなので、駅で両替しました。

列車内ではどちらも使えましたがとっさに換算できないので、どちらが得か、とかわからず… 

 

チューリッヒの駅はいろいろお店やカフェもあり、自然食っぽいカフェで軽く夕食にしました。

チョコレートのお店もありましたが、これから暑い国に行くのにチョコレートを持ち歩くのは無理、と断念しました。

北欧のフェリーで買った洋酒入りチョコレートは一部つぶれてスーツケースの中がお砂糖でざらざらしたりしたあげくに食べきれず、荷物になるので途中どこかのホテルに置いてきてしまいました。

 

チューリッヒでもあてもなくホテルの空室を探し歩くのも不安なので、駅の旅行社で探して予約してもらいました。手数料がかかるので、やはりインターネットでとっておくほうがいいのですが、急に予定変更したのでしかたありません。

 

あと30フラン出せばもう少しよい所があると言われたのですが、スイスならそれなりの水準だろうと安い方にしました。安いといっても他の国より高めですが。

 

行ってみると、一応バストイレやベッド、部屋全体も清潔ではありますが、インテリアが倉庫みたいな感じです。壁の一面に山の写真のパネルがありますが、なんとなく殺風景で。

夜、ベッドに早めにはいって、テレビをつけました。音量もだいぶ絞ったのですが、隣の部屋の人が反応している気配がして、向こうもテレビをつけました。おそらくそんな大きな音ではないでしょうが、聞こえます。

壁につけた薄型テレビです。案外壁が薄いようです。

私が消すと、ほどなく向こうもスイッチを切ったようで、静かになりました。

 

そのホテルの少し手前のホテルは外に書いてあった値段も同じくらいか少し安いくらいで、私がきょろきょろしながら歩いていたらスタッフが出て来て「どこかお探しですか?」と聞いてくれたのですが、そこにすればよかったです。

 

翌朝は晴れて、近くの風景もいかにもスイスらしい、絵はがきのような美しさでした。

 

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駅は近いのですが、歩いて行く途中でエホバの証人が日本語のパンフレットをくれたのにはびっくりしました。

 

鉄道でフランクフルトに向かいました。