還暦ひとり旅 シベリア鉄道+ヨーロッパ日記

還暦記念?に北京からモスクワ、ヘルシンキ、ドイツ、イタリア、と鉄道の旅に行ってきました

ヘルシンキへ (4月5日)

翌朝(4月5日)はヘルシンキに移動するため、旅行社の車が10時に迎えに来てくれることになっていました。

 

ところが列車の乗車券をよく見ると、駅が近いとはいえ、10時に出たのでは間に合わない時間ではありませんか!

もっと早く気がつけばよかったのですが、旅行社に電話しても日曜日だからか誰も出ません。

 

仕方がないのでフロントに運転手さんに伝言を頼み、タクシーを呼んでもらって駅に行きました。

 

それらしい車両と座席番号をさがして乗り込みました。

横が3列しかなくて、私の席はひとり独立した席でした。

斜め向かいにはテーブルをはさんで向かい合った3人が仕事の打ち合わせでしょうか。図面など出して話し合っています。その中の女性が紙を切り抜いた人形(子どもの頃自分で作って遊んだような)を取り出したので、なにげなく見ていたら、女性は「こんなもの持っていておかしいでしょう?」というようにニコッとしました。

リエーターなのでしょうか?

 

車両の端にはコーヒーとお湯とティーバッグが置いてあって、自由に飲んでいいとのこと。なんと快適なのでしょう。

 

しばらくすると、昼食が配られました。この期に及んで、ちょっとへんだな、と思いました。旅行社には経費節約のため2等でいいと依頼し、旅行社の日程表にも「2等車をお取りしました」と書いてあるのに、これって1等車では? 1と書いてある車両に乗ったのですが、1号車と1等車を間違えて乗ってしまったのかもしれません。

 

ランチを配っている係の人に「席を間違えたみたいなのですけど…」と言うと、「あとで回収しておくのでだいじょうぶよ」と言ってくれました。

でも私のチケットを見て、「その席で合っていますよ」と言いました。

旅行社の手違いでしょうか? 

 

旅行社に払った代金は詳しい明細がないので、どうなっているのかわかりませんが、とにかく席は間違えていなかったので戻って昼食にしました。

 

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2種類から選ぶのだったと思いますが、何を選んて食べたのか忘れてしまいました。味はわるくなかったような…

 

この旅行を通して、このサンクトペテルブルクからヘルシンキへの列車が一番快適でした。

 

フィンランドというか、EUへの入国審査も車中でした。何日に帰るのか聞かれました。6月始めというと、ちょっと驚いたようで不審に思っているようなので、ずっと鉄道で回って歩くのだと言って帰りの航空券(e-チケットですが)のコピーを見せて納得してもらいました。

 

途中の車窓からの風景。

 

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ヘルシンキに到着。

ここまでは、最後にハプニングがあったとはいえ、旅行社に手配してもらい、チェックインも通訳ガイドにしてもらえましたが、これからは自分だけが頼り。ちょっと緊張します。

 

ホテルは日本からネットで予約してあります。変更やキャンセルも数日前までならできます。 

鉄道はユーレイルパスを使うのと個別に購入するのとどちらが得かも計算してくれて、景色がよく見える窓際の席をとってくれるサイトからジェノヴァまで予約しました。ジェノヴァからはバルセロナまでフェリーを予約してあります。