シベリア鉄道乗車(3月29日)
前日通訳ガイドのターニャさんがフロントに頼んでくれたので、5時にモーニングコールがかかってきましたが、息も絶え絶えのすごく眠そうな声でした。
朝食は5時からと(私が頼んだのではなくもともと)いうことでしたので、降りて行くと、フロントの女性と男性スタッフがそれぞれロビーのソファで仮眠していてあわてて起きたので、なんだか気の毒になりました。
食堂に降りて行ったら電気はついていたものの、誰もいなかったのでホテルでの朝食はあきらめました。
ターニャさんと運転手さんが5時半に来て駅まで送ってくれて、無事にシベリア鉄道に乗り込みました。
中国の列車は私はけっこう好きですが、重厚な内装でちょっと古めかしい感じなのに対し、ロシアの列車はヨーロッパの現代の雰囲気です。
イルクーツクからモスクワまでは2等車にしました。節約のためとふたりより4人の方が気楽で楽しいとネットで検索したときに書いているかたがいたので。
ところがロシア人の中年女性とふたりだけでさしむかいになってしまいました。しかも英語はほんの少しだけしかできないようです。(私も人のことは言えませんが)
必要な時にはゆっくりはっきりとロシア語で話しながら手振りで伝えてようとしてくれます。もし私がロシア語を勉強している学生だったら、この人と一緒にいたらずいぶん話せるようになれそうな気がしました。
とはいえ、お互い気詰まりで困りました。
彼女はこの路線に慣れているらしく、さっさとベッドを整えると昼寝し始めたので、私も倣いました。
座席の背もたれを持ち上げると物入れとタオルをかけられるスペースになっていました。
ヨーグルト、パックのジュース、クッキーなどがはいった紙袋と軽食のパックが配られました。
夜中に(と思いましたが、もっと早かったのかも)青年がふたり乗って来て、上の段に寝ました。4人満員で男性も混じるとなると、なんだかむさくるしかったです。(向こうもそう思ったかも)