ミュンヘンへ
翌朝ミュンヘンへ向けて出発しました。
早く駅に行ってしまったので、その場で作ってくれるジュースで野菜補給。
といっても朝食もしっかりとったのですが。
車窓から撮ったので反射しています。どこの駅か忘れましたが、まだデンマークです。
この列車のおもしろいところは、デンマークからドイツまで列車ごとフェリーに乗って海を渡るという体験ができることです。
隣にトラックが。
乗客は降ろされて4〜50分でしたか、フェリーの中で自由行動です。
階段をあがってすぐのところにレストランがあり、ちょうどお昼時、というタイミングのよさ。ただ、私は免税品店やデッキなど見て歩いてから行ったら、受付時間が終わってしまっていて残念でした。
デッキでアイスクリームを食べてがまんです。
列車にちゃんと戻れるか少し不安でしたが、そんなにしっかり放送が聞き取れなくてもぞろぞろ鉄道から来た人たちが階段を下り始めたので、一緒に下りて自分の席に戻る事ができました。
陸に到着すると、そんなに手間取らずに車両は陸の線路を走り出し、再び普通の鉄道の旅になりました。
モンゴルやロシアはまだ冬で野原は枯れ草色でしたが、ヨーロッパに着いてからはけっこう気温もあがってきて、一都市めぐるごとにかすかな緑からだんだん濃い緑へと変化してきました。
デンマークと北ドイツは風が強いのか、風力発電の風車をたくさん見ました。
車窓から見たドイツの田園風景です。
ドイツはなんとなく豊かそうでこぎれいな感じがします。
ミュンヘンに着いたのは夜でした。
駅に近いホテルを予約しておきました。
学生の頃ドイツに来たときには、ミュンヘンやフランクフルトなどの中央駅構内と周辺は治安が悪いから注意するよう言われたので、警戒しましたが、危ないこともなくホテルまで行く事ができました。
もちろん注意するに越したことはありません。
旅行前に読んだのですが、深夜ならぬ午後4時台に、人目もないわけではないのに、いきなり羽交い締めにされて気絶している間に服の中に隠していたお金やパスポートを盗られたケースがあるそうです。どことは書いてなかったのですが、ヨーロッパの駅だそうです。
あとをつけられていないか注意するようにとのことでした。
ホテルはアートホテルというのですが、ポップアートっぽい若手アーティストの作品があちこちにあって、部屋は学生寮をちょっと良くしたような感じでした。
そんなカジュアルなホテルですが、オーナー(マネージャー?)はお客の満足度に気を配っているようでした。