還暦ひとり旅 シベリア鉄道+ヨーロッパ日記

還暦記念?に北京からモスクワ、ヘルシンキ、ドイツ、イタリア、と鉄道の旅に行ってきました

せっかくのサンクトペテルブルク… もっとこうすればよかった

今週のお題「海外旅行」ということですので、ちょうと海外旅行体験を綴るブログですので参加してみることに。

 

高校生の頃けっこうはまった(といっても全部は読んでいませんが)ドストエフスキーなどで親しみとあこがれを感じていたサンクトペテルブルク、一応楽しめましたが、もっとこうすれば充実したのに、と思う事があります。
 
なにしろ2泊とはいえ実質的に観光できるのは1日だったので、エルミタージュ美術館だけで余力がありませんでした。駅まで迎えに来てホテルチェックインを手伝ってくれた通訳ガイドさんも1日ではとても見きれないと言っていましたが、そのとおりです。
 
あまり郊外の方まで行くのは無理と思ったので、ネフスキー通り中心に考え、るるぶの「ロシア サンクトペテルブルク モスクワ」を見て、荷物を極力減らしたくて持ち歩きマップだけを持って行きましたが、私には思ったほど役に立ちませんでした。それよりネフスキー通りのページを切って持って行けばよかった、とあとで思いました。
 
 

 

サンクトペテルブルクおよびネフスキー通りについては、新書 「サンクト・ペテルブルクーよみがえった幻想」を読んでおくと、著者がロシア文学者なだけに、ガイドブックより愛情がこもっていて詳しいです。
この本は新書なのでそんなにかさばりませんが、図書館で借りたので持って行くわけにいかず、手帳にメモはしておいたものの、もっとしっかり詳しく書いておくのだったと悔やまれました。
若い人ならしっかり頭に入れておけるかもしれませんが、私の年になると覚えていたつもりだったのに抜けていた、ということがありますので。
 
 

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日本でも、ランチはひとりで大丈夫でもディナーとなるとちょっと入りづらい気がしますが、ことばがわからないとなるとなおさらです。前もってお店に目星をつけて内容もだいたいわかっていればだいぶ気が楽になると思います。今回の旅行、かなり急に思い立ったこともあり、準備不足は否めません。

 

私はもともとカフェが好きだということもありますが、レストランをつい敬遠してしまって、写真を見た友人から「たいしたもの食べてないわね』と言われてしまいました。

 

それにしても、海外旅行トラブル例などで見て用心していた、偽警官、時には本物の警官がパスポートを見せろと言って、持っていないと罰金を取る(その場で罰金を払わせることはないので、そういう場合にはその場で日本大使館に電話を、と書いてあったので、念のために携帯に番号を登録しておきました)とか、ネフスキー通りのスリなどに出会うこともなく、無事に楽しく行ってこられてよかったです。

 

あとでスイスで同じコンパートメントに乗り合わせたスイス人男性が、現役の頃、出張でロシアに行ったときにはタクシーに乗っても信号待ちの間に強盗に遭わないよう姿勢を低くして外から見られないようにしていた、と言っていました。ソ連が崩壊してロシアになったばかりの頃でしょうか。

私は旅行社の車に載せてもらう時も、タクシーでも、特に気をつけず、危険も感じませんでした。