イルクーツク到着
ロシアに入ると景色は白樺の木立が多く見るようになりました。雪も残っています。
ロシアの食堂車にブランチをとりに行きました。パンケーキとコーヒーにしました。
ロシアではパンケーキというと日本で言うクレープを指すようです。
川が凍っているのは生まれて初めて見ました。
大都会も通りました。その後、平原の向こうに山、川、白樺が見えました。
4時近くにイルクーツクに到着しました。
1週間鉄道に乗り続けもつらいかもしれないと思い、お風呂にもはいりたいので、最初にも書きましたように、観光がてらイルクーツクでいったん降りることにしていました。
降りる時も例の頼もしげな車掌さんが手伝ってくれました。お礼を言っていると、旅行社に手配してもらっていた通訳ガイドさんが声をかけてきました。30代の女性です。ターニャさん。小学生のお子さんがいるそうです。
「車掌さんたちは何人?」と聞くので中国語を話していたみたいだけど、と答えると、「ブリャート人かと思った」と言うので、あとで調べたらロシア連邦共和国にブリャート共和国という国があるのですね。ウラン・ウデはその首都です。
ターニャさんにはホテルにチェックインする時に手伝ってもらいました。フロントで入国審査のときにもらったカード(紙切れだったような)とパスポートを提出して、手続きしました。返したもらった出国カードは出国するまでなくさないようにということでした。
ターニャさんが翌朝再び来てくれて、バイカル湖に行くことに。その日はホテルのまわりをひとりで散歩することにしました。
近くには独特な飾りのある木造の建物がありました。これがシベリアの町なんだなあ、と感慨にひたりました。まだまだ極寒かと想像していたのですが思ったほど寒くはなかったです。ライナーがとりはずせるパタゴニアのコートがちょうどよかったです。もちろんライナーはつけて。
雪解け後のせいか、車が泥で汚れています。翌日聞いたところによると、洗車しても1日で汚れてしまうそうです。
チョコレート屋さんがあったので、さっそくはいってみました。田園調布のケーキ屋さんにロシアチョコというのがありましたが、それを思い出すようなチョコレートもありました。これからまだ先が長いからお土産には向きません。自分のおやつようにチョコレートがコーティングしてあるクッキーを買いました。
さて、晩ご飯はどうしましょう? ロシア語はできないし…
東京にもありそうなちょっとおしゃればカフェレストランが気分的に入りやすかったので、そこで晩ご飯にしました。
ボリュームのあるサラダとパスタ。それにコーヒー。
あまりロシアらしくはないですが…
なつかしいマークのあるコーヒーカップです。
40年近く前にウィーン大学の夏期講習に行かせてもらったとき、ユリウス・マインルというスーパーで買い物をしていたのですが、もともとはコーヒー商だったのが手を広げ、スーパーのチェーンを経営するようになったとのことでした。コーヒーはウィーンで撃退されたトルコ軍があわてて置き忘れていったのがヨーロッパで飲まれるようになった最初と言われているので、トルコ帽をかぶったシルエットがマークです。
日が暮れた空はなんともいえない深いコバルトブルーでした。
バスタブつきの部屋をとってもらったので、お湯をいれよう、と思ったら、水しか出ません。なんのためにバスタブつき?いくら暖房が効いているとはいえ、水風呂なんて!と思ってよく見たら、お湯と水が普通と逆だったのでした。無事にお風呂で鉄道の旅の疲れを癒す事ができました。