還暦ひとり旅 シベリア鉄道+ヨーロッパ日記

還暦記念?に北京からモスクワ、ヘルシンキ、ドイツ、イタリア、と鉄道の旅に行ってきました

出発

3月20日。いよいよ出発の日です。大きなスーツケースとバッグを持っていたので、近くてわるいけれど駅までタクシーに乗りました。親切な運転手さんのタクシーに無事に乗れたときは、地獄に仏、みたいな気分でした。出町柳から京阪で淀屋橋へ。すいていてよかったです。地下鉄に乗り換え、本町で中央線に乗り換えてコスモスクエア駅まで行きましたが、送迎バスに乗り遅れたらしいので、またタクシーに乗りました。少し待って時間になったのでチェックイン、出国手続きをしました。私は申告するようなものも特にないので、意外と簡単でした。
 
エレベーターで一緒になった男性が、「いつも酔わないようにしようと思うけど酔っちゃうんだよ」と言うので、カウンターに無料の強力な酔い止めが置いてあると誰かのブログで読んだのを思い出して、「薬は?」と聞くと、「そんなの飲まないよ。げーげー言ってればいいんだから」。えーっ!ちょっと不安になりました。
そんなに揺れるのかしら?
新幹線代節約した分で個室にしたのは、そういう光景を見たくないということもあったのですが…
 
乗務員の男性、女性が迎えてくれる中、「蘇州號」に乗船しました。スーツケースを2階まで運んでくれました。鍵の具合が悪くて、結局部屋を替えてくれました。乗務員の日本語は片言ですが、用は足ります。
 
船の中央よりなので窓のない部屋ですが、ラウンジや食堂、雑誌などが置いてある部屋、デッキなどでも時間が過ごせるので、そんなに閉塞感もありません。シャワーとトイレもついています。電気ポットも置いてありました。コンセントから携帯なども充電できます。ただし差し込みが3本なので、アダプターが必要です。
テレビもありますが、見られるのは日本の電波が届く間だけです。
 

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日本人もいましたが、今回はお里帰りの中国系のかたが多いようです。
 
昼食時間を待ってさっそく食堂に行きました。定食は500円で肉か魚か選び、あとはご飯とスープ、青梗菜の炒めたのがたっぷりです。一品料理も頼めるようです。
 
フェリーは瀬戸内海を静かに航行してゆきます。夕食の時間になったので、また食堂に行って定食を食べました。
 
日暮れにはデッキに出て小さな島のかげに日が沈むのを眺めました。
 

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