還暦ひとり旅 シベリア鉄道+ヨーロッパ日記

還暦記念?に北京からモスクワ、ヘルシンキ、ドイツ、イタリア、と鉄道の旅に行ってきました

モンゴル通過 (3月26日)

(書き間違い、勘違いを書き直しました。6/2)
 
朝は北京で買っておいたバナナや日本から持って来た簡易ドリップコーヒーなどの朝食をとりました。
 
モンゴルはずっと枯れ草色の平原が続き、時々 牛、羊、馬が草を食んでいるのが見えました。馬は野生でしょうか。それとも放牧?
 

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お昼は食堂車に行きました。国境で交換したらしく、中国の食堂車に替わり、木彫で飾られたなかなか豪華な食堂車になっていました。
 

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せっかくなので、モンゴル料理を選びました。
 

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お肉がたくさん、セロリ、ネギがはいっていて、ニンニクとバターが効いています。鍋やきうどんの土鍋みたいな器にたっぷりはいっています。普段はあまり肉食はしないのですが、けっこうおいしかったです。
 
モンゴルの通貨は両替していなくて、ルーブルでもいいということだったので、ルーブルで払ったら、おつりはモンゴルの通貨トゥグリクでくれました。ふたつの通貨となると計算がややこしくてついていけませんでしたので、ウェイトレスにお任せするしかありません。
 
モンゴルの集落です。パオみたいなものも見えました。走っている列車から写真を撮るのは子どもの頃から運動神経が鈍いと言われていた私には難しくてなかなか思うように撮れません。
 
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次第に山も見えるようになり、雪が縞模様に残っています。白樺の木立も現れました。
 
昼過ぎにウランバートルの駅に着きました。ホームにちょっと降りてみましたが置いていかれるのが不安なので列車の近くでキョロキョロするにとどめました。。一応車掌さんが出発前にチェックしているようでしたが…
この駅にはお店などもありそうでした。

 

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モンゴルを後にするとき、パスポートの一番後ろのページの入国スタンプの隣に出国のスタンプが押されました。若い女性の係官がよいご旅行をと言ってくれました。
 
ロシアの入国審査は中国、モンゴルよりものものしい感じでした。クローゼットや座席の下も見ていました。
審査に来た、香水を薫らせた若い女性の係官も厳しい雰囲気でしたが、アクセサリーをたくさんつけていて、親指にも指輪をはめていました。中年女性の係官が来て、瞳認証でしょうか、「ちょっと失礼」と言って瞳の写真を撮っていきました。キャビンの中には入って来ませんでしたが、警察犬を連れた人も通路を通っていました。
 
ところで、3月末とはいえ、まだ寒い中国、モンゴル、シベリアと走り抜ける鉄道ですが、暑いと言って窓を開けて注意される人がいるほど暖房が効いています。
デッキにあるストーブに車掌さんが石炭を投入して暖房しています。そのほうが停電したりエアコンが故障して凍死する心配がないからだそうです。
 
車掌さんたちはこのストーブを自炊するのにも使っているようで、まな板と包丁、鍋が横に置いてありました。たまたま通りかかったら、ニンニクの香りがする、モンゴルの食堂車で出された料理と似たようなものを食べていました。
 

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