還暦ひとり旅 シベリア鉄道+ヨーロッパ日記

還暦記念?に北京からモスクワ、ヘルシンキ、ドイツ、イタリア、と鉄道の旅に行ってきました

上海上陸

ずっと静かな海のまま朝を迎えました。目が覚めて降りて行ってみると、まだ6時前でしたが、外はうっすらと明るくなっていました。
もう厨房に明かりがついていて、人が動いているようです。
その日の朝食は小さな肉まん、あんまん、カップケーキ、野菜とおかず、フルーツ、それにお粥でした。

f:id:k-yoshiko:20150523130559j:plain

朝早くから準備をしていたのですね。
おいしくいただいて、10時についに上海に到着です。
少し前から人々が部屋から荷物も持って出て来て、世間話などしていました。「最近円安で…」とか。
300円で荷物を運んでくれるサービスがあったので、お願いしました。
 
ガイドブックなどでよく見る光景が見えて来ました。上海の港です!
 

f:id:k-yoshiko:20150523130922j:plain

乗務員の方たちに見送ってもらいながら船を降り、入国審査に並びました。
中国語は全くできないし、あ、荷物はどうなったのだろう?と不安になってうろうろしそうになったのですが、フェリーで一緒だった女性が「荷物は2階に運んでくれます」と教えてくれました。朝食の時にいつも顔を合わせてちょっと黙礼するくらいになっていたかたでした。
 
問題なくすぐ入国でき、自動両替機で両替して、タクシーに乗ってホテルにチェックインしました。
上海バロンビジネスホテルというホテルをインターネットの予約サイトで予約しておいたのです。土地勘もないので朝食もつけてもらうことにしました。
 
こぎれいでアメニティがきれいに並べてあるバスルームにバスタブもある部屋なのですが、ためしにお湯を少し出してみて、流そうとしたところ、どうやったら栓が抜けるのかわかりません。フロントに言うと、数分後にもう作業服を着た人がふたりも来ました。
 
ハンドルをまわしてみて栓が動かないとみると、栓をつかんでぽこっと引っこ抜き、「これでオーケー」ということでした。(その後ヨーロッパのホテルでも栓が抜いておいてあるところも。壊れてなくてもそういう所もあって、排水溝もきれいに掃除していると言いたいのか?)
 
さっそく上海の町を散歩することにしました。
時代を感じさせる洋風建築と新しいビルに横浜を思い出してなつかしくなりました。みなとみらいのインターコンティネンタルみたいな形のビルもあります。
 
迷う事なく目指していた豫園に行く事ができました。が、なんと、出発前に大急ぎで買った小さいデジカメのSDカードを買っておくのを忘れていて、あっという間に本体に収録できる枚数に達してしまいました。近くにあったお店で購入しましたが、高い!1万円近くしました。観光地価格でしょうか?
 
痛い出費ですが、これで写真は安心して撮れます。(あとでこのカードはだめになりました。どこ製?)
豫園の入り口にはガイドブックで見てはいってみたいと思っていた、湖心亭という喫茶があるはずです。お昼も兼ねておいしいお茶をいただくことにしました。水中花のようなお茶(お菓子つき)とちまきを選びました。菊の花のお茶です。

f:id:k-yoshiko:20150523131302j:plain

お茶はガラスポットに入ってきたので、茶葉が開いて行く様子も楽しめました。
ちまきは小さいけれど数がたくさんあって、餅米なのでお腹がいっぱいになってしまいました。
 
湖心亭の窓から見下ろしたところでし。屋根瓦の上の動物たちがかわいらしいですね。たくさん人が遊びに来ています。
 

f:id:k-yoshiko:20150523131719j:plain

 
外から見た湖心亭です。
 

f:id:k-yoshiko:20150523132724j:plain

 
長くなるので豫園についてはまた明日。