還暦ひとり旅 シベリア鉄道+ヨーロッパ日記

還暦記念?に北京からモスクワ、ヘルシンキ、ドイツ、イタリア、と鉄道の旅に行ってきました

中国からモンゴル 国境越え

 

夜8時半過ぎに中国最後の駅、二連に到着しました。

 

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係官が乗り込んで来て、パスポートと申請書を集めて行きました。

もの珍しくて、自分のキャビンの窓から外を見たり、通路の窓から外を見たりしました。お隣のイギリス人男性も同じようにしていました。

しばらくして列車が動き始めました。お隣の人と、「私たちのパスポートは?」と動揺してしまいました。パスポートを返してもらわなくては、これから先の旅行もできないではありませんか!

列車は出発したのではなく、中国とモンゴルの線路の幅が違うために台車を交換するための車庫に入ったのでした。

うろうろしてからまた見ると、窓から隣に私が乗っているのと同じ列車が見えたので、モスクワから来た反対方向の列車かと思ったのですが、あとでネットでいろいろ見ていたら、私が乗って来た列車がふたつに分割されて入ったらしいです。

作業場にあった標語?です。

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2時間ぐらいかかったでしょうか。作業が終わって列車は再び駅に戻りました。

作業員のかたたち、夜遅くまでおつかれさまでした。パスポートも無事に返してもらえました。駅の電飾ももう消えていました。

 

列車が出発して少しうとうとした頃、今度はモンゴルの最初の駅、ザミンウドに着きました。真夜中です。

 

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鯉のぼりみたいに見えているのは室内の上段の寝台がガラスに映ってしまったので、実際は暗い夜空だけです。このエキゾチックな駅舎を見たら、いつかモンゴル観光もしてみたくなりました。

モンゴルの係官が乗り込んで来て、たしか旅の目的やどの国に行くのか聞いたと思います。

モンゴルの査証スタンプはなぜか一番うしろのページに押してありました。

 

真っ暗で景色も見えないことですし、就寝しました。ずっと前に日本で夜行列車に乗った時や最近乗った夜行バスでは眠れなかったのですが、この寝台車では意外と眠れました。